うつとたたかう。

病気を知ろう

我々は、自分というものについてよく知りません。「私というのは一人の他者である」と言ったのは、昔の有名な詩人でした。人にとって、最初に出会う他人というのはまずは自分自身であるということです。
なぜ、自分がこういうことを考えてしまうのだろうか?なぜ、こんなことをしてしまうのだろうか?
そんな疑問を持ってしまう人も多い。特に、病気のせいでそういうふうに考えてしまう人も多いのです。例えば、心の病気が原因となって、自分でもナゾの言動を取ってしまうということがあります。

「強迫性障害」と呼ばれる病気のせいで、自分でも変だと思っていながら、ある行動がやめられない……という場合もあるのです。
強迫性障害は、まさにそんな病気のひとつであると言われています。
しかし、「心の病気のひとつ」と書いたことからも分かるように、ざっくばらんな言い方をしてしまうなら、強迫性障害とは、人が風邪を引いてしまったり、あるいは別の病気に罹ってしまうのと同じ原理で語ることが出来ます。
原因があり、症状があり、そしてそれを治療すべくさまざまな手段を講じる病院があり、治療の方法が確立されている、といった具合です。

病気であるからには、我々は誰一人として、それと生涯無縁であるとは言いきれません。もし、自分と強迫性障害という病気が重なってしまったとき、我々は我々自身を本当の意味で「他者」にしてしまわないように、自分を見失わないように、しっかりと病気について知り、治療していかなければならないのです。

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